今年も高校生たちがやってきた!

県立工業高校の建築科から三人のインターンの生徒たちがやってきました。
3日間、スタッフと同じようにAM8:45~PM6:00までです。

高校生にとっての朝から晩までの初めての場所での3日間は、途方も無く長い期間に思えるでしょう。
大人でも3日間缶詰の講習と言われるとゾッとします。

初日は、建築やらデザインやらの一般的なお話をさせてもらって、二点透視での立方体のスケッチ。
中学2年生で習ったいるはずですが、覚えている人は殆どいません。
中学の美術の教科書はアートやデザインの基礎をわかりやすく書いてくれているよく出来た入門書だと思うのですが、なぜかあまり活用されません。
そして、建築模型に使うスチレンボードで立方体を作ってもらいました。

途中で、美しく見せる作り方、カッターの使い方など、若手スタッフからのレクチャーも織り交ぜながら、初めての模型作りに取り組んでもらいました。

三者三様でかわいい。

一生懸命、本当に一生懸命取り組んでいました。
一つの小さな立方体を作るのに、何時間もかけて黙々と作る姿は神々しくもありました。

2日目は実際に弊社で設計した建物の模型を作ってもらいました。
スタッフが気を利かせ、高校生たちが作りやすいように模型用の型紙と、建築模型の作り方のポイントをまとめたメモを用意してくれていました。

というような意味のことを言うと、高校生たちもだんだん分かってきたようで、窓をきれいにくり抜けるように何度も何度もやり直している子もいました。

3日目、最後に人間と植栽を配置して模型完了です。
今度は自分のスマホで模型写真を撮ってもらいます。
きれいに撮れるコツを教え、それぞれいいなと思った場所で何枚も撮ってもらいました。

彼らが撮った写真を私が画像加工して色を付け、こんなこともできるんだよ。建築は景色を作る。でもそれは一発勝負だからシミュレーションを重ねながら計画をすすめていかないとね。ということを伝えながら、建物の色決めについての話も。

そして最後に自分たちが作った模型が実際に建っているところへ。

寒かった…。

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