ブロック塀の調査

スタッフの芦田です

8月31日と9月3日にブロック塀調査の補助員として紀の川市に行ってきました。
6月18日に大阪府北部で起こった地震によるブロック塀の倒壊被害を受けて、
和歌山県でも通学路や避難路沿いでの緊急調査をしたところ、基準不適合の可能性があると思われるブロック塀は1万651カ所。
県はそのうちの9605カ所のブロック塀の調査を県内の建築士関係団体に委託することとなりました。

県から調査を依頼されたのは建築三団体まちづくり協議会の皆様↓

◇建築三団体まちづくり協議会
 ・一般社団法人 和歌山県建築士会
 ・一般社団法人 和歌山県建築士事務所協会
 ・一般社団法人 日本建築家協会近畿支部和歌山地域会

通常の建築のお仕事をされながら、ボランティアとして9605カ所のブロック塀を割り振って、8月下旬から始まった調査を10月末までにすべて完了することを目標とされています。

今回は私も、代表の木田の補助員として調査に同行させてもらうことにしました!

まだまだ残暑が厳しい中、県の方からもらった地図を頼りに紀の川市の目的地を目指し、ブロック塀を真剣に調査していく業務。
基準に適合しているのか? 安全なのか? もくもくとブロック塀と向き合う時間が続きました。鉄筋探査機を使ってブロック塀の中の鉄筋の確認をする作業は、不慣れな私は、かなり手こずってしまいました。

私たちは2日間で12カ所の調査をすることができましたが、不適合と診断したものもいくつかありました。

調査結果は、所有者の方にきちんと説明され、不適合のため撤去や改修をしたいという人には、相談窓口も設けられています。自治体によっては補助制度があるところもあるようです。木田から調査結果の説明を聞かれていた所有者の皆様も真剣な面持ちでした。

災害はいつどのようにおこるかわかりません。同じようなブロック塀の倒壊による被害が繰り返されないよう、今後安全対策がどのように進められていくのか、私もしっかりと見守っていきたいと思っています。

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