模型界の剣豪

こんにちはスタッフの原です。
春になってからは、怒濤のような情勢と共に、いつの間にか桜が咲いて散って、気が付けば4月の後半でした。
些細なことですが、外出や宴会ができないことは想像以上に淋しいものだと気づかされています。
このご時世なので、僕も常にマスクと手袋を装着し、ウイルス対策を行って日々過ごしています。

ただ、どうしてもこの手袋をはずさなくてはいけない状況がありました。
それは住宅のボリューム模型の製作です。
(※ボリューム模型とはブロック模型とも呼ばれ、建物を簡単な形状で表現した模型です。主に計画の初期段階に、形状等の検討用に製作します。)
そのため、しっかりと手洗い消毒を行って万全な準備を整えてから、作業に取り掛かりました。

模型の製作は約半年ぶりで、前々から楽しみにしていた業務の一つでした。
製作を進めていく中で気づいたことは、「カッターの腕が鈍っていること」でした。
そうです、カッターでも腕が鈍るのです。お侍さんが刀を振っていないと剣の腕が鈍るように。
思うようにキレイに部材が切れず、一時期は自分を宮本武蔵と勘違いするほどでしたが、それも遠い昔のことでした。その後、何度かやり直していく中でカッターの切り方を思い出していきました。

模型の良し悪しは、各部材の断面や接着面、開口部等に顕著に現れると思います。
そのためにカッターの刃の入れ方や力の加減等を意識しないとボロボロの模型ができてしまいます。
そのようなことを気をつけながら、できる限りキレイにつくった模型をお客様にみせた時、「ワッ!」と喜んでくれることが僕の一番の楽しみです。

模型がお客様の目に触れる時間というのは、ほんの数時間程かもしれません。
しかし、実際の建物のイメージをしやすくして、より良い設計をするために大切なものだと思います。
これからもっと、工夫を凝らしてよりキレイな模型をつくることを目指していきたいです。