いろいろな言い方がありますが、法律で定義されているわけではないので、一般の方はそんなに気にしなくてもいい、というかそこに拘っても何のメリットもないので自分が思ったように言えば良いと思います。
名称はもちろん大事ですが、そんなことよりも大切なことは建物です。せっかく建物を触るのですから、できることはやっておきたいものです。
下の写真はコンクリート造の建物を改修している現場です。仕上げを撤去してコンクリートがむき出しになった状態です。
落書きのように見える、赤や青の数字や線は、ココが良くない状態になっているから、補修しますよ、という印です。見落とさないように建物そのものにマーキングしていきます。
例えば天井の左側。鉄筋が見えています。こういうのを放ったらかしにしたまま内装工事を始めてしまうのと、きちんと補修(ただ隠すだけではなく!)してあげれば、今後の建物自体の寿命が格段に変わります。
次の写真は各部の色決めに使ったサンプルやカタログ類です。
全体のバランスを考えて決めます。部位ごとにバラバラに決めるとどうしてもちぐはぐになります。
全体をトータルで考えるコンダクターがいなければ本当にバラバラになります。色を決めるというのは本当に難しいのです。建物の色は一度決めると普通は数十年その色のままです。
空間の質が人間に与える力の大きさ同様、色彩が人間の性格に与える影響もまた大きいのです。