ある住宅の工事費の見積もりが届きました。

田渕設計では工事費の見積りを数社の施工業者さんに依頼します。
届いた見積り書を精査し、お施主様に報告します。

数枚だけの一式計上の見積り書ではなく、例えば今回の見積書はおよそ80ページほどのボリュームになります。

2階建ての木造住宅でもこれくらいの見積書でないと、どんな材料をどんな単価でどれだけの数量を使用したのか分かりません。

それが分からなければ、工事中に変更した場合、例えばビニルクロスを取りやめて珪藻土塗りにするといったときにビニルクロスの分をいくら減額して、珪藻土塗りをいくら増額すれば良いのかの判断ができません。

坪単価での見積りのままであったり、数枚しかない見積書のまま工事を開始することなんて絶対に、絶対に、絶対にしてはいけません。

気になる項目にペタペタ付箋を貼っていきます。

詳細な見積書からは、施工業者さんの、設計図の内容の理解度、今回の工事の取り組み意欲などが読み取れるものです。

気持ちの入った見積書を、こちらも真剣に精査していきます。

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