新たな耐震診断(抗震诊断-2)

こんにちは
スタッフの孟です。

先日、和歌山市から耐震診断の依頼業務がありました。
今回の対象建物も昭和51年に建てられた木造2階建て住宅です。

土壁造りの和室ですごく日本らしさを感じられます。
綺麗なお宅ですが、点検口から天井と床下を確認したら、
なんと多くの場所に黒カビが発生しています。

土塗り壁和室

耐震診断を行って、結局評価点数は0.25(倒壊する可能性が高い)になりました。

このような点数になる要因は:
1.屋根の重さ 土葺瓦屋根は日本古来の工法であるが、下地の上に土を敷くため屋根が重くなる。
2.接合部の金物の欠如 前回の記事に記載していた。(こちら)
3.南面に幅広い開口部が多い 開口上部の垂れ壁高さが360mm未満や欄間付き開口部、天袋付き開口部など、耐震診断は全開口(無耐力)になります。
4.建物の劣化程度 小屋裏や床下の束には、黒カビが発生しており、束石にも劣化している状態が見られます。

黒カビが発生している

ずっと大事にするお家は年数が経過しており、人のような老化しています。
人は病気になる時、痛みや発熱、咳など色々な症状が出ており、そして病院に看病します。
建物については、最初にこのような症状が出てきません。症状が出てくる時に、既に大変危険な状態になります。
定期的に調査や検査を受け、建物の状況を把握しましょう。

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我们可以提供相关中文的服务。

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