30代のとき、必ず週一回映画館のスクリーンで映画を観るということを自分に課していました。お金を払ってこそ文句を言う権利があると思っていました。何故でしょう。とりあえず映画館に行ってからその日に見る映画を決めていました。観たいと思う映画がなくても観なくてはならないという苦行のようなときもありました。貸切状態でその映画を観ているのは自分一人というときも何度もありました。その時の鑑賞メモです。
満点は★5つ。
ヒトラーの贋札 ★★★
クライムムービーのように贋札作りのシーンがもっとあれば好み。生きるために生きる。WW2のナチスの話は日本人には実感がなく咀嚼するのが難しい。
全然大丈夫 ★★★★
「あざとい！！」と思うのは己の心が貧しいからか。コンプレックス、逆境のある人間のものがたりは好きだなあ、面白い。
ザ・マジックアワー ★★★★★
三谷幸喜。嘘をついている自覚の無さの面白さがしつこくなく絶妙で面白い！ もっと映画を撮ってほしい。
僕たちと駐在さんの700日間戦争 ★
題材はいいがもう少し丁寧に作ってほしい。勢いだけ。勢いで作らざるを得ないだろうが、主人公のあの演技では感情移入できない。佐々木蔵之介の素晴らしさが際立った。
奇跡のシンフォニー ★★.5
主人公の天才ぶりを発揮するエピソードがもっと欲しい。もったいない。天才ぶりのエピソードが弱いのでラストが弱い。お父さんが息子に芝居でもキャラでも負けている。