コンクリート受入検査

↑右下にある6本の黒い筒がテストピース

設計図で指示している品質とおりのコンクリートが現場に搬入されているかどうかを実際に打設する予定のコンクリートの一部を使い、検査します。

  1. スランプ値
  2. 塩化物量
  3. 空気量
  4. 温度

これらが、基準値を満たしていればコンクリートにGOサインを出します。
もし不合格の場合、残念ですがミキサー車には帰ってもらいます。
その時は、現場が一瞬にして騒然とした空気になり、とても険悪な雰囲気になります。

むかしは水を混ぜていたとかそんな話も聞きますが、今はそんな話は殆ど聞きません。この受入検査も半ば儀式化、こうしてブログに書く建築士の自己満足化していると言っても過言ではないかもしれません。
業者さんももし検査に合格しなければ自分たちの責任になるので、おかしなことはしません。
しかし、大切な検査です。誰かが第3者として確認し記録に残さなければなりません。

そして、 テストピースも作ります。
1週間後と4週間後に実際にテストピースのコンクリートを破壊してどれくらいの強度が出ているかの試験をするためです。

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