建物が完成し、お施主様への引渡し前に設計事務所も設計者として検査を行います。
施工者ももちろん自主検査を行うのですが、施工者の自主検査後、また違う目で検査を行うのです。
行政などの建築基準法に基づいた法的な検査とはまた違うものです。
法的なものは当たり前なので、お施主様目線での検査でもありますし、施工者からするとただのあら探し(笑)と思われているかもしれません。
しかし、お施主様に建物を引き渡す前に、最後のチェックをして、修正すべきところは修正しておかないと、建物を使いだしてからだと、例えば、傷や汚れは工事中のものなのか、建物を使いだしてからのものなのか、という問題が往々にして出てきます。ですので、あら探しといえばあら探しかもしれません。
もちろん、構造的な部分や雨水に関することなどは建物を引き渡したからと言って、設計者や施工者に責任が無くなるという訳ではないので、安心してください。